ガラス工芸
透明感のある輝きを放つガラス細工。
この繊細で美しい作品の一つ一つは、長年の経験と研ぎ澄まされた感覚をもつ職人にしかできない、味わい深い作品です。
色ガラスの使用が多いことも和泉のガラス工芸の特徴です。
◇歴 史◇
和泉のガラス工芸は、泉州玉といわれるガラス玉の発展によって始まったといわれており、その当時は数珠玉がたくさんつくられていました。
泉州のガラス玉は、大和王朝時代のものも発見されており、その昔は身分や権力を表したといわれています。
近代のガラス玉製造は大阪の堺地方で発達。そこでガラス玉製造の技術を修得した職人が和泉の地にその技術を持ち帰り、和泉市を中心とした地域でガラス玉が造られるようになりました。
明治初めごろには、当時の和泉国泉北郡池上村、現在の和泉市の北部を中心に神仏用の念珠、すだれ、かんざしを製造、現在もその技術は受け継がれています。
和泉の伝統工芸であるガラス細工も、明治初めごろから発展。棒ガラスのガラス生地をつくり始め、大正時代にはガラス生地製造が盛んに行われました。
昭和に入ると、プラスチック製品の影響によりガラス生地の生産量は減少、 ガラス工場の数も減り、細工物ができる高い技術をもつ職人が残りました。
手で加工することによって細かいパーツをつくり、つなぎあわせる方法で次々と芸術的な作品を生み出してきました。ガラス工芸は、和泉の伝統工芸として今もなお、受け継がれています。
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